2026年2月6日から冬季五輪「ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック」が開催されます。
スキージャンプ女子・高梨沙羅選手がミラノオリンピックに出場できるかどうかについて、日本中のファンが注目しています。
北京五輪での涙から4年。高梨沙羅選手は再びあの舞台に立つのでしょうか?
結論から言えば、高梨沙羅選手のミラノオリンピック出場はほぼ確実です。
本記事では、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)の最新公式データやSAJ(全日本スキー連盟)の選考基準に基づき、なぜ出場が確実と言えるのか、正式発表はいつなのかを徹底解説します。
高梨沙羅はミラノオリンピックに出場できる?
高梨沙羅選手が2026年開催のミラノオリンピックに日本代表として出場する可能性は極めて高く「ほぼ確実」と言えます。
「まだ正式発表されていないのになぜ?」と思われるかもしれません。
その根拠は、最新の国際連盟のデータと国内の選考状況にあります。
現状のステータスは事実上の「代表枠確保」
FIS(国際スキー・スノーボード連盟)が公開している「ミラノ・コルティナ2026 暫定・枠配分リスト」において、高梨沙羅選手の名前が記載されています。

- 記載状況:女子リストの6位
- ステータス:Used under D.1(枠算定に使用)
これは非常に重要な意味を持ちます。
オリンピックの出場枠は国に与えられますが、その枠数は上位選手の成績によって決まります。
「Used under D.1」というステータスは、高梨沙羅選手のポイントが、女子スキージャンプの五輪出場枠に入っているということです。
最終的には日本側の選考で出場の可否が決まりますが、問題ないでしょう。
怪我などの不測の事態がない限り、高梨沙羅選手のミラノオリンピック出場は「ほぼ確実」と判断できます。
高梨沙羅がミラノオリンピックの代表に決まるのはいつ?
高梨沙羅選手のミラノオリンピック出場はほぼ確実ですが、正式に発表されるのはいつでしょうか?
正式に日本代表として発表されるのは、1月19日(月)以降だと思われます。
以下、スキージャンプ代表決定までのスケジュールです。
- 2026年1月18日(日): 五輪予選期間の終了
- すべての対象大会が終わります。
- 2026年1月19日(月):「SAJ派遣推薦基準日」および「FIS枠配分確定日」
- ここで日本が獲得できる正式な枠数(最大4枠の見込み)が確定します。
- 1月下旬〜:SAJおよびJOCからの正式発表
- 枠確定後、手続きを経て日本代表メンバーが公式に発表されます。
2026年1月19日(月)の週にはすべてが決まるということですね。
高梨沙羅選手これまでの実績と今の順位を考えれば、あとは吉報を待つだけの状態と言って間違いありません。
高梨沙羅はがミラノオリンピックに出場するための条件

高梨沙羅選手がスキージャンプ日本代表としてミラノオリンピックに出場するための条件をまとめました。
オリンピックに出るためには、
- 国際的な出場枠の確保(JPNが枠を確保する)
- 国内の代表選考基準のクリア(日本代表を勝ち取る)
という2つのハードルを越える必要があります。
高梨沙羅選手は、両方をすでにクリアしていると見られます。
条件1:国際的な出場枠の確保
まず、日本という国がオリンピックに選手を送り出す権利(枠)を持っていなければなりません。
FISの規定では、以下の期間の成績が参照されます。
- 予選対象期間:2024年7月1日 〜 2026年1月18日
- 対象大会:ワールドカップ(W杯)、サマーグランプリ(GP)、コンチネンタルカップ
日本の女子スキージャンプは、現在のランキングで「4枠(最大枠)」を獲得できる位置につけています。
その枠を確保するためのポイントを稼いでいる選手の一人が、高梨沙羅選手です。
条件2:国内の代表選考基準のクリア
国としての枠があっても、その中で誰を選ぶかは各国の連盟に委ねられています。
日本のSAJが定めたスキージャンプの代表選考基準(派遣推薦基準)は非常に厳格ですが、高梨沙羅選手はこれも満たしています。
SAJの派遣推薦基準(概要)
対象期間のW杯、世界選手権、サマーグランプリにおいて、以下のいずれかの成績を残すことが必要です。
- 8位以内:1回以上
- 10位以内:2回以上
- 15位以内:3回以上
高梨沙羅選手は、2025/26シーズンのワールドカップですでに「4位」「5位」といったシングル順位を複数回記録しています。
「8位以内を1回以上」という最も高いハードルを余裕を持ってクリアしており、他の日本人選手と比較してもトップクラスの成績です。
高梨沙羅の成績(前回五輪以降)
北京オリンピック以降、高梨沙羅選手は決して平坦ではない道を歩んできました。
若手の台頭やルールの厳格化など、環境が変化する中で高梨沙羅選手はどのように戦ってきたのでしょうか。
北京五輪(2022年)以降の主な成績をまとめました。
北京五輪以降のシーズン別成績(W杯総合)
| シーズン | 総合順位 | 獲得ポイント | 備考 |
| 2022/2023 | 10位 | 674 | 表彰台(3位)2回 |
| 2023/2024 | 9位 | 799 | 表彰台(2位)1回 |
| 2024/2025 | 12位 | 601 | 世界選手権(LH12位/NH14位) |
| 2025/2026 | 10位 | 446 | 現在進行中(直近で4位・5位入賞あり) |
かつてのような出場すれば優勝という圧倒的な独走状態ではありません。
しかし、世界中のレベルが上がり続ける女子ジャンプ界において、4シーズン連続で「世界トップ10」前後を維持し続けている事実は驚異的です。
特に注目すべきは、オリンピックシーズンである今季の調整ぶりです。
直近の大会で4位、5位と表彰台に肉薄するジャンプを見せており、大一番に向けて調子のピークを合わせに来ていることが伺えます。
爆発力だけでなく、ベテランとしての合わせる力が現在の高梨沙羅選手の武器と言えるでしょう。
高梨沙羅のオリンピックでの成績
高梨沙羅選手とオリンピックの歴史は、栄光と悔しさが入り混じったドラマそのものです。
女子ジャンプが正式種目となった2014年ソチ大会から、2026年のミラノ大会で4度目の挑戦となります。
これまでの五輪成績を振り返ります。
| 大会名 | 開催年 | 種目 | 順位 | 結果・エピソード |
| ソチ五輪 | 2014 | 女子NH個人 | 4位 | 金メダル大本命とされながら、風に泣きメダルを逃す。 |
| 平昌五輪 | 2018 | 女子NH個人 | 3位 | 銅メダル獲得。重圧の中で悲願のメダルを手にする。 |
| 北京五輪 | 2022 | 女子NH個人 | 4位 | メダルまであと一歩届かず。 |
| 北京五輪 | 2022 | 混合団体 | 4位 | 1回目のジャンプでスーツ規定違反による失格(DSQ)。 |
ミラノ五輪にかける想い
これまでの成績を見ると、4位→3位→4位と、常に世界のトップで戦い続けてきたことがわかります。
しかし、高梨沙羅選手自身が本当に納得した大会は一つもなかったかもしれません。
特に前回の北京五輪では、混合団体でのスーツ規定違反による失格という、あまりにも残酷な出来事がありました。
あの涙を覚えているファンも多いはずです。
「もう一度、あの場所へ」
ミラノ・コルティナ五輪は、高梨沙羅選手にとって単なるメダル争い以上の自身のキャリアと誇りをかけた集大成の舞台となります。
まとめ
本記事では、高梨沙羅選手のミラノ・コルティナオリンピック出場の可能性について解説しました。
最後に重要ポイントを整理します。
- 出場の可能性は極めて高い(ほぼ確実)
- 根拠:
- FISの暫定リストで、日本の枠確保に貢献する選手(Used under D.1)として登録されている。
- 今季W杯でシングル順位(4位・5位)を記録し、SAJの派遣推薦基準をクリアしている。
- 発表時期:
- 2026年1月19日(月)に枠数が確定。
- その後、1月下旬に日本代表として正式発表される見込み。
2026年1月現在、高梨沙羅選手は世界のトップランカーとして堂々たる成績を残しています。
北京での悔し涙から4年。不屈の精神で這い上がり、再び世界の頂点を目指す「日本のエース」の姿が、まもなくミラノの空で見られるはずです。


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