「MAZDA」ブランドを率いる代表取締役社長兼CEO、毛籠勝弘(もろ まさひろ)さん。
毛籠勝弘社長は一体どれくらいの年収を受け取っているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マツダが公式に発表した情報をもとに、毛籠勝弘社長の年収をまとめました。
さらに、トヨタやホンダといった他の自動車メーカーのトップと比べてどうなのか、日本の社長全体の中ではどの位置にいるのかを比較・分析していきます。
この記事を読めば、マツダの経営トップの報酬事情から、社員の給与体系まで知ることができます。
毛籠勝弘社長の年収は1億5,400万円!
マツダ新社長に毛籠勝弘氏 5年ぶり交代
— カーグラフィック (@CARGRAPHIC) March 17, 2023
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マツダの毛籠勝弘社長の2025年3月期における役員報酬は1億5,400万円です。
これは憶測ではなく、マツダ株式会社が2025年6月24日に提出した「第159期有価証券報告書」に記載されている公式の内容なんです。
報酬等の総額:1億5,400万円
引用元:マツダ株式会社 第159期 有価証券報告書
- 基本報酬:9,200万円
- 賞与:6,200万円
1億5,000万超えの報酬をもらっているのは凄いですね!
上場企業は年間の役員報酬が1億円を超える役員について、氏名と金額を個別に開示する義務があります。
この報告書に具体的な金額が記載されていることが、毛籠勝弘社長が1億円プレイヤーであることの確固たる証拠です。
毛籠勝弘社長の年収と他の自動車メーカー社長の年収を比較
毛籠勝弘社長が受け取っている1億5,400万円という年収は、他の自動車メーカーのトップと比べて高いのでしょうか?
主要な国内メーカーの社長(または会長)の報酬と比較してみましょう。
【国内自動車メーカー社長 年収ランキング (2025年3月期)】
順位 | 氏名 (役職) | 会社名 | 役員報酬額 |
---|---|---|---|
1位 | 豊田 章男 (会長) | トヨタ自動車 | 19億4,900万円 |
2位 | 佐藤 恒治 (社長) | トヨタ自動車 | 8億2,600万円 |
3位 | 三部 敏宏 (社長) | 本田技研工業 | 4億3,800万円 |
4位 | 内田 誠 (社長) | 日産自動車 | 3億9,000万円 |
5位 | 毛籠 勝弘 (社長) | マツダ | 1億5,400万円 |
売上や時価総額でダントツのトヨタ自動車の報酬額が圧倒的ですね。
豊田会長の報酬は全体の役員報酬ランキングでも6位で、役員報酬1億円以上の開示343社の中でもトップクラスです。
そんな圧倒的なトヨタ自動車のあとに、ホンダ、日産と続いてマツダの毛籠勝弘社長が5位にランクインしています。
業界トップクラスと比べると控えめに見えますが、それでも1億円を超える高額な報酬であることに変わりはありません。
マツダの他の役員や社員の年収は?
マツダを支える他の役員や社員の給与水準も見てみましょう。
他の役員の年収
2025年3月期の有価証券報告書によると、マツダには1億円以上の報酬を得ている役員が3名いました。
- 菖蒲田 清孝(取締役):1億400万円
- 毛籠 勝弘(取締役):1億5,400万円
- ジェフリー・H・ガイトン(取締役):3億8,500万円
1億円を超える3名を除外した全取締役(社外・監査等委員含む)の平均年収は約4,300万円でした。
階級別の社員の年収
マツダの社員の年収は、「バンド」と呼ばれる社内階級によって決まります。
新入社員は「バンド8」からスタートし、「バンド1」が本部長のようです。
おおよその年収レンジは以下のようになっています。
階級(呼称の例) | 想定年収のレンジ |
---|---|
一般社員・担当 | 400万~650万円 |
主任・係長クラス | 700万~900万円 |
主幹クラス | 900万~1,100万円 |
マネージャー・課長 | 1,100万~1,300万円 |
部長以上 | 1,300万円~ |
「主幹」クラスになると年収1,000万円が見えてきます。
なかなか夢のある給与体系だと感じました。
2025年3月期のマツダ従業員の平均年間給与は715万円です。
(従業員数 23,391人、平均年齢 42.5歳、平均勤続年数 17.4年)
毛籠勝弘社長の経歴
毛籠勝弘社長の経歴を簡単にご紹介します。
- 名前:毛籠 勝弘(もろ まさひろ)
- 生年月日: 1960年11月8日
- 出身:京都府京都市
- 学歴:京都産業大学法学部 卒業
- 職歴:
1983年: 東洋工業(現マツダ)に入社。
2004年: マツダモーターヨーロッパ副社長に就任。
2016年: マツダの最重要市場である北米のトップに就任。
2023年6月: 代表取締役社長兼CEOに就任。
入社後は、営業やマーケティング畑を中心にキャリアを積みました。
ヨーロッパ、そして最重要市場である北米のトップを歴任。
グローバルな販売・マーケティング戦略を指揮してきました。
北米での実績が評価され、2023年6月に代表取締役社長兼CEOに就任しています。
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